Webサイトを持つと必ず出てくる「サーバー」という言葉。なんとなく重要だとは分かっていても、いざ説明しようとすると、とっつきにくい用語のひとつです。
本記事では、サーバーとは何かという基本から、レンタルサーバーの仕組み、種類の違い、選び方のポイントまでをまとめてご紹介します。
サーバーとは「いつでも応える機械」
「サーバー(server)」は、英語で「給仕する人」「応える人」を意味します。コンピューターの世界では、誰かからの問い合わせに対していつでも応える役割を持つ機械のことを指します。
たとえば、あなたが niigata-web.net というURLをブラウザに入力すると、世界のどこかに置かれたサーバーが「はい、このサイトの中身です」と応えて、Webページのデータを送ってきます。普段はサイトを開いているように見えますが、裏側では「サーバーへの問い合わせ」と「サーバーからの応答」が行われています。
サーバーは見た目こそ普通のコンピューターと変わりませんが、24時間365日動き続けることに特化した、いわば「働き続ける機械」です。
自前で持つか、借りるか
サーバーを使いたい場合、選択肢は大きく2つあります。
ひとつは「自前で買って自分の場所に置く」方式です。これは大企業のデータセンターや、専門技術を持つ会社で行われる方式で、設備投資と運用人員が必要になります。
もうひとつは「サーバー専門の会社から借りる」方式です。これが「レンタルサーバー」と呼ばれるもので、現在のWebサイト運営の主流です。月額数百円〜数千円で、すでに整備された環境を借りることができます。
レンタルサーバーであれば、停電対策・冷却・セキュリティ・回線などの環境はすべて運営会社が管理してくれます。利用者は、自社のWebサイトのデータを置くだけで運用が始められます。
共用・VPS・専用の違い
レンタルサーバーには、大きく3つのタイプがあります。
共用サーバー 1台のサーバーを、複数の利用者で共有する方式です。費用が安く、管理もシンプル。多くの中小企業のWebサイトはこのタイプを使っています。代表的なサービスに、エックスサーバー、さくらのレンタルサーバ、ロリポップ、ConoHa WINGなどがあります。
VPS(Virtual Private Server) 1台のサーバーを仮想的に分割し、それぞれを独立したサーバーとして使う方式です。共用より自由度が高く、複雑な設定や独自のソフトウェアも導入できます。一方で、自分でサーバーの設定を行う知識が必要です。
専用サーバー 1台のサーバーを丸ごと1社で借りる方式です。大規模なサイトや、独自要件の強いサービス向けです。費用は月数万円〜と高く、運用には専門知識が必要です。
中小企業のWebサイトや個人サイトであれば、まずは共用サーバーで十分です。
レンタルサーバー選びのポイント
レンタルサーバーは数多くありますが、選ぶ際の主なポイントは次の3つです。
ひとつ目は「自社のサイトに合った規模か」です。一日あたりの訪問者数、扱うコンテンツの量(画像・動画の多さ)に合わせて、ディスク容量と転送量を確認します。
ふたつ目は「サポート体制」です。トラブル時にメール・電話・チャットで質問できるか、対応時間帯はどうか、を確認します。
みっつ目は「契約期間と料金体系」です。月額契約か年額契約か、長期契約での割引はあるか、解約条件はどうかを事前に確認しておきます。
サーバーは一度契約すると、移管に手間がかかる仕組みです。選ぶ時点である程度の中長期視点を持って判断するのが大切です。
まとめ
- サーバーは「いつでも問い合わせに応える機械」
- Webサイトのデータは、世界のどこかのサーバーに置かれている
- 多くの場合、サーバーは買うのではなくレンタルで借りる
- 共用・VPS・専用の3タイプがあり、中小企業は共用で十分なことが多い
サーバー選びや契約管理でお困りの場合は、お気軽にご相談ください。