ドメインの名義変更が必要になる場面は意外と多くあります。会社設立時に個人名義から法人名義へ、担当者の退職時に前任者名義から現在の管理者名義へ、といったケースがよく見られます。この記事では、ドメインの名義変更(登録者変更)の手順と注意点を解説します。
ドメインの名義変更が必要になる場面
ドメインの登録者情報(Whois情報)には、登録者名・住所・電話番号・メールアドレスなどが記録されています。以下のような場面で名義変更が必要になります。
- 個人事業から法人成り:個人名義のドメインを法人名義に変更したい
- 担当者の退職・交代:退職した担当者のメールアドレスや個人名が登録されている
- 事業譲渡・M&A:ドメインを含む事業を他社に移管する
- 制作会社名義からの変更:Webサイト制作時に制作会社が取得・登録したドメインを自社名義に変更したい
いずれのケースでも、まずは現在の登録者情報をWhois検索で確認することから始めましょう。
名義変更の基本的な流れ
ドメインの名義変更は、ドメインを登録しているレジストラ(ドメイン登録事業者)の管理画面から行います。
手順の概要
- 現在のレジストラと登録情報を確認する
- 管理画面にログインし、「登録者情報の変更」「名義変更」などのメニューを探す
- 新しい登録者の情報を入力する
- メールやSMSで本人確認・承認を行う
- 変更が完了したことをWhoisで確認する
ただし、レジストラによって手続きの方法が大きく異なります。
レジストラごとの主な違い
お名前.com 登録者変更は「ドメイン移管(譲渡)」として手続きします。現在の登録者から新しい登録者へ「ドメイン譲渡申請」を行い、双方の確認・承認が必要です。無料で手続きできます。
エックスドメイン 管理画面から登録者情報の変更が可能です。手続きはオンラインで完結しますが、変更内容によってはメール認証が必要になります。
ムームードメイン 登録情報の変更は管理画面から行えますが、ドメインの「譲渡」機能を使うことで他のアカウントへ移管することも可能です。
海外レジストラ(GoDaddyなど) 英語インターフェースでの操作が必要になります。Registrant Change(登録者変更)またはDomain Transfer(ドメイン移管)のプロセスで対応します。
注意が必要なポイント
登録メールアドレスにアクセスできることを確認する
名義変更の手続きには、現在の登録メールアドレスへの確認メールが届くことが多いです。登録されているメールアドレスが使えなくなっている場合(退職者のアドレスなど)は、先にメールアドレスの変更手続きが必要になります。
変更後に各サービスの紐付けを確認する
ドメインに紐づいたSSL証明書・Google Search Consoleなどの設定は、名義変更後も引き続き有効なことがほとんどですが、サービスによっては再設定が必要になる場合があります。変更後は各サービスにログインして確認しましょう。
ドメイン移管と名義変更は別の手続き
「ドメイン移管」は別のレジストラ会社に移動する手続きで、「名義変更」は同じレジストラ内で登録者情報を変更する手続きです。混同しやすいため、目的に合った手続きを選びましょう。
手続きが複雑な場合は専門家に相談を
ドメインの現在の登録者と連絡が取れない場合(廃業した制作会社が登録者になっているなど)は、通常の手続きでは変更できないことがあります。その場合は、レジストラに状況を説明し、法的な証明書類を提出して対応してもらう必要があります。
Web Gear では、ドメインの名義変更・移管に関する手続きのサポートを行っています。「どのレジストラに登録されているかもわからない」という段階からお手伝いします。
まとめ
ドメインの名義変更は、レジストラの管理画面から「登録者情報の変更」または「ドメイン譲渡」として手続きします。主な注意点は以下のとおりです。
- 現在の登録者のメールアドレスが使えることを確認する
- レジストラごとに手続き方法が異なる
- 登録者と連絡が取れない場合は、レジストラへの特別申請が必要
ドメインは事業の資産です。名義を常に最新の状態に保つことで、トラブル時の対応もスムーズになります。お困りの際はお気軽にご相談ください。