「IPアドレス」という言葉は聞いたことがあるけれど、ドメインやサーバーとどう関係しているのか、いまひとつピンとこないという方は多いと思います。この記事では、IPアドレスを軸にWebの基本的な仕組みを整理します。
IPアドレスとは
IPアドレス(Internet Protocol Address)は、インターネット上の機器に割り当てられた「番号」です。インターネットにつながるすべての機器——スマートフォン・パソコン・サーバーなど——には、それぞれIPアドレスが与えられています。
例: 203.0.113.42(IPv4形式)
このような数字の組み合わせが、インターネット上での「住所(座標)」の役割を果たしています。
IPv4とIPv6
IPアドレスには現在2つの規格があります。
- IPv4:
xxx.xxx.xxx.xxx形式。約43億通りのアドレスが使えますが、インターネットの普及により枯渇しつつあります。 - IPv6: より長い16進数の形式。事実上無限に近いアドレス数を持ち、普及が進んでいます。
ドメインとIPアドレスの関係
人間がWebサイトにアクセスするとき、URLとして niigata-web.net のようなドメインを使います。しかし、コンピューターはドメインのままでは相手サーバーを見つけられません。
そこで必要になるのが「ドメイン → IPアドレスへの変換」です。この変換を担っているのが DNS(Domain Name System) です。
DNSの役割
DNSは「電話帳」に例えられることがあります。niigata-web.net と入力すると、DNSサーバーが「このドメインのIPアドレスは 203.0.113.42 です」と答えてくれます。ブラウザはそのIPアドレスを使って、実際のサーバーにアクセスします。
この一連の流れを「名前解決」と呼びます。普段意識することはありませんが、Webサイトを開くたびに瞬時に行われています。
DNSには「Aレコード」「CNAMEレコード」「MXレコード」など複数の種類があります。WebサイトのURL設定には「Aレコード(ドメインをIPアドレスに対応させる設定)」が主に使われます。
サーバーとIPアドレスの関係
Webサイトを表示するためのファイルはサーバー(Webサーバー)上に保存されています。サーバーにはIPアドレスが割り当てられており、DNSによってドメインとそのIPアドレスが紐づけられています。
ドメインを新しいサーバーに移行する際、DNSのAレコードを新しいサーバーのIPアドレスに変更することで、訪問者が新しいサーバーにアクセスできるようになります。変更後、世界中のDNSサーバーに新情報が行き渡るまでに最大72時間かかることがあります(これを「DNS浸透」と呼びます)。
まとめ
- IPアドレスはインターネット上の機器に割り当てられた番号(住所)
- DNSが「ドメイン → IPアドレス」に変換する役割を担う(電話帳の役割)
- サーバーはIPアドレスで識別され、ドメインとDNSで紐づけられている
- サーバー移行時はDNSのAレコードを変更し、反映まで時間がかかることを理解しておく
IPアドレスやDNS設定でお困りのことがあれば、お気軽にご相談ください。