Webサイトのバックアップは「転ばぬ先の杖」です。サーバー障害・操作ミス・不正アクセスなど、思わぬトラブルはいつ起きるかわかりません。WordPressの場合、バックアップは比較的かんたんに仕組み化できます。この記事では具体的な方法を紹介します。

バックアップで保存すべき2つのデータ

WordPressサイトを復元するには、次の2種類のデータが必要です。

  • データベース: 投稿・固定ページ・コメント・設定などのテキスト情報が格納されています。MySQLというデータベースシステムが使われています。
  • ファイル(ディレクトリ): WordPressのプログラム本体・テーマ・プラグイン・アップロードした画像などが含まれます。

どちらか一方だけでは復元できません。両方を定期的に保存しておきましょう。

プラグインを使った自動バックアップ

最も手軽な方法は、バックアップ用のプラグインを活用することです。代表的なものを紹介します。

UpdraftPlus(アップドラフトプラス)

無料版でも機能が充実しており、国内外で広く使われています。バックアップのスケジュール設定(毎日・毎週など)と、Googleドライブ・Dropboxなどクラウドへの自動保存が可能です。

設定手順の概要:

  1. WordPressの管理画面から「UpdraftPlus」をインストール・有効化
  2. 「設定 → UpdraftPlus バックアップ」を開く
  3. バックアップの頻度を選択(例:ファイルは週1回、データベースは毎日)
  4. バックアップ先のクラウドストレージを接続する
  5. 「今すぐバックアップ」で動作確認する

BackWPup(バックWPアップ)

バックアップ先の柔軟な設定が特徴です。サーバー上のフォルダ・FTPサーバー・Dropboxなどに保存できます。

サーバー側のバックアップ機能も活用する

多くのレンタルサーバーでは、自動バックアップ機能が用意されています(エックスサーバー・ConoHa WING・さくらインターネットなど)。

ただし、注意点が2つあります。

  1. サーバーのバックアップは世代数が限られる: 数日〜2週間程度しか遡れないケースが多いです。
  2. サーバーと同じ場所に保存されている: サーバー自体に重大な障害が起きた場合、バックアップも失われる可能性があります。

プラグインで別のクラウドストレージにも保存しておくと、二重の安心が得られます。

バックアップの保管と復元テストについて

バックアップを取っていても、実際に復元できなければ意味がありません。半年に1回程度は「復元できるかどうかのテスト」を行うことをおすすめします。

また、保管期間についても方針を決めておきましょう。例えば「毎日のバックアップは1週間分保持、週次は1ヶ月分保持」のように段階的に管理すると、ストレージの節約にもなります。

まとめ

  • バックアップはデータベースとファイルの両方が必要
  • UpdraftPlusなどのプラグインでスケジュール自動化が可能
  • サーバー標準のバックアップと組み合わせて二重管理する
  • 定期的な復元テストでバックアップが有効かどうかを確認する

WordPressのバックアップ設定でお困りのことがあれば、お気軽にご相談ください