「契約しているサーバーが高い」「表示が遅くなってきた」「サービス終了の連絡が来た」など、WordPressサイトを別のサーバーに移行したい場面は意外と多くあります。この記事では、移行の基本的な流れと注意点をまとめます。
移行前の準備
移行作業に入る前に、以下を確認・整理しておきましょう。
- 現在のサーバー情報(会社名・プラン・契約者情報)
- ドメインの管理会社(サーバーとは別に管理されていることが多い)
- WordPressのバージョン・テーマ・プラグインの一覧
- バックアップの取得(移行前に必ずフルバックアップを取る)
バックアップは、移行作業中に何か問題が起きた場合の保険です。必ず取得してから作業を始めましょう。
移行に使うプラグイン
WordPressの移行には、専用プラグインを使うのが一般的です。代表的なものを紹介します。
All-in-One WP Migration(オールインワンWPマイグレーション)
操作がシンプルで初心者にも扱いやすいプラグインです。サイト全体をひとつのファイルにエクスポートし、新しいサーバーにインポートするだけで移行が完了します。
無料版ではインポートできるファイルサイズに制限があるため、大規模なサイトは有料版または他の方法を検討してください。
Duplicator(デュプリケーター)
エンジニア向けの機能が充実しており、大きいサイトにも対応しています。インストーラーファイルを使った移行手順が特徴的です。
移行の基本手順
- 新しいサーバーを契約し、ドメインを設定する(移行期間中はDNSの切り替えを保留)
- 新しいサーバーにWordPressをインストールする
- バックアップまたはプラグインを使って旧サーバーのデータをエクスポートする
- 新しいサーバーにデータをインポートする
- 新サーバー上で動作確認を行う(hostsファイルの書き換えで一時的に確認可能)
- 問題がなければDNSのAレコードを新サーバーのIPアドレスに変更する
- DNS反映(最大24〜72時間)後、旧サーバーへの接続が切れていることを確認する
- SSL証明書を設定し、HTTPSで正常に動いているか確認する
移行時によくある失敗と注意点
URLが変わってしまう: 移行後にWordPressの設定URLが崩れることがあります。データベース内のURLを一括置換するプラグイン(Better Search Replace など)を使いましょう。
パーミッション(ファイル権限)のズレ: サーバーによってファイルの権限設定が異なります。画像が表示されない・ファイルの書き込みができないなどの問題が起きた場合は、パーミッション設定を確認します。
メールアカウントの移行忘れ: サーバー付きメールを使っている場合、サーバー移行によってメールも引き続き設定が必要です。移行前にメールアカウントの一覧を取得しておきましょう。
まとめ
- 移行前にフルバックアップを取得し、現状を記録しておく
- All-in-One WP Migrationなどのプラグインで手順を簡略化できる
- DNS切り替えは動作確認後に行い、TTL(キャッシュ時間)に注意する
- URL・パーミッション・メールの移行も忘れずに確認する
WordPressの移行でお困りのことがあれば、お気軽にご相談ください。