「サイトを開こうとしたら突然”403 Forbidden”という画面になった」「管理画面に入れなくなった」といったご相談をいただくことがあります。サイトが閲覧できない状態は困りますし、原因が何なのか見当もつかないと焦ってしまいますよね。本記事では、403エラーの原因と、自分でできる確認・対処法を整理します。
403 Forbiddenとは
403 Forbiddenとは「アクセスが拒否された」という意味のHTTPステータスコードです。サーバーはリクエストを受け取っているものの、「このURLへのアクセスはあなたには許可されていない」と判断して拒否している状態です。
404エラーとの違い
似たようなエラーに「404 Not Found」がありますが、意味が異なります。
| エラー | 意味 |
|---|---|
| 404 Not Found | ページ・ファイルが存在しない |
| 403 Forbidden | ページ・ファイルは存在するがアクセス権がない |
404はページがそもそもない状態、403はページはあるけれどアクセスを拒まれている状態です。
主な原因
1. ファイル・ディレクトリのパーミッション設定
サーバー上のファイルやフォルダには「誰が読み書き・実行できるか」を決めるパーミッション(権限)設定があります。この設定が適切でない場合、サーバーがファイルを公開できずに403を返します。
一般的な目安は次のとおりです。
- HTMLファイル・PHP等:
644(所有者のみ書き込み可、他は読み込みのみ) - ディレクトリ:
755(所有者は書き込み可、他は読み込み・実行のみ)
777 のような権限が強すぎる設定も、セキュリティ上の理由からサーバーが拒否するケースがあります。
2. .htaccessの記述ミス
.htaccess(ドットエイチティーアクセス)はApacheサーバーの動作を制御するファイルです。ここに誤った記述があると、正規のアクセスまで403で弾いてしまうことがあります。
プラグインのインストール・更新時に .htaccess が書き換わってエラーになるケースも見られます。
3. IPアクセス制限
管理画面へのアクセスを特定のIPアドレスに絞る設定をしている場合、外出先や別の回線からアクセスすると403が返ることがあります。
4. インデックスファイルがない
ディレクトリのURLにアクセスしたとき、index.html や index.php のようなインデックスファイルが存在しないと、サーバーによってはファイル一覧(ディレクトリリスティング)を見せないために403を返します。
5. WAF・セキュリティ設定による遮断
レンタルサーバーのWAF(Webアプリケーションファイアウォール)やセキュリティ設定が、特定のリクエストを攻撃とみなして拒否する場合があります。
自分で確認できる手順
- 別のブラウザ・端末・回線で試す:IPアクセス制限やキャッシュが原因の場合、別環境からは正常に見えることがあります
- URLを直接打ち直す:リンクのコピーミスや不正な文字が含まれていないか確認します
- サーバーの管理画面でパーミッションを確認:FTPソフトやファイルマネージャーでファイル・フォルダの権限を確認します
- WAFを一時的に無効にしてみる:レンタルサーバーの管理画面からWAFをオフにして再確認します(テスト後は必ず元に戻します)
WordPressで起きる403のケース
WordPressで特に多い403エラーには次のようなものがあります。
- プラグインが
.htaccessを書き換えた:セキュリティ系プラグインが誤った制限を追加するケースがあります。問題が起きたプラグインを無効化し、.htaccessを初期状態に戻します - 管理画面(wp-admin)へのIPアクセス制限:セキュリティ強化のために設定したIP制限により、自分もアクセスできなくなるケースです。制限設定を確認・修正します
- ログインページへの繰り返し認証失敗:ブルートフォース攻撃対策プラグインが自分のIPをブロックすることがあります
レンタルサーバーでの対処
エックスサーバー・さくらインターネット・ConoHaなど、主要なレンタルサーバーには管理画面からパーミッション変更やファイル編集ができるファイルマネージャー機能があります。まずこちらで状況を確認してみてください。
解決しない場合は、サーバー会社のサポートに問い合わせると、サーバー側のログから原因を調べてもらえる場合があります。
まとめ
- 403はアクセス拒否を意味し、ページが「ない」404とは異なる
- 原因はパーミッション・.htaccess・IPアクセス制限・WAFなど多岐にわたる
- WordPressではセキュリティプラグインや .htaccess の書き換えがよくある原因
- 別環境からのアクセス確認や管理画面での設定確認が最初のステップ
403エラーが解消しない場合や、原因の特定でお困りの場合は、Web Gear にご相談ください。お問い合わせはこちら