「レンタルサーバー代を、クレジットカードではなく請求書や銀行振込で支払いたい」——経理処理の都合や、事業用にカードを使わない方針から、こうしたご相談をいただきます。実は多くのレンタルサーバーは、クレジットカードを使わずに支払い、請求書を発行してもらうことが可能です。この記事では、その仕組みと、対応する主要なレンタルサーバーを整理します。

本記事の情報は2026年8月時点のものです。 各社の支払い方法・対象プラン・手数料は変更されることがあります。契約前に必ず各サービスの公式サイトで最新の内容をご確認ください。

「請求書払い」には2つの意味がある

ひとくちに「請求書払い」といっても、実際には次の2種類があり、利用できる条件が異なります。

  1. 請求書を発行してもらい、銀行振込・コンビニ・ペイジーなどで支払う クレジットカードは不要で、経理用に請求書(PDFや書面)を受け取れます。個人・個人事業主でも利用できるサーバーが多いのがこのタイプです。多くの場合は前払い(入金確認後にサービス継続)です。
  2. 後払い(掛け払い)で、締め日ごとに請求書でまとめて支払う 役務提供後に支払う方式で、与信審査や法人名義が条件になることが多く、主に法人向けです。

「クレジットカードを使わず、請求書を経理に回したい」という目的であれば、多くの場合①で足ります。以下、代表的な4社を、この観点で見ていきます。

請求書・銀行振込に対応するレンタルサーバー4選

1. エックスサーバー(個人・個人事業主も可)

エックスサーバーは、通常プランでも銀行振込・コンビニエンスストア払い・ペイジー決済に対応しており、クレジットカードなしで契約・継続できます。料金の請求書はXServerアカウントからPDFでダウンロードでき、支払い前の発行にも対応しています(書面での発行は別途220円)。

  • 対象:個人・個人事業主・法人いずれも可(法人限定ではありません。請求書の宛名は契約名義)
  • ポイント:クレカ不要・請求書PDFを自分で発行できるため、個人事業主が経理処理する用途に向きます。より手厚い法人向けサポート(稼働率保証・設定代行など)が必要なら、上位の「エックスサーバービジネス」も選べます

2. さくらのレンタルサーバ(個人も可)

さくらインターネットの「さくらのレンタルサーバ」は、支払い方法をクレジットカード・銀行振込・請求書払いから選択できます。銀行振込は個人でも利用でき、法人向けには紙の請求書の郵送にも対応。銀行振込の場合、次回以降の更新から自動口座振替に切り替えることも可能です。

  • 対象:個人・法人(プランや契約形態により条件あり)
  • ポイント:老舗の安定したサービスで、支払い方法の選択肢が広く経理処理に合わせやすい

3. ロリポップ!(後払いの請求書払いは法人契約)

ロリポップ!レンタルサーバーは、通常の支払い方法として銀行振込などにも対応しています。加えて、2024年10月から「法人契約」を対象に後払いの請求書払い(掛け払い)に対応しました。こちらの対象は「ハイスピード」「エンタープライズ」プランで、法人名義での契約が必須です。

  • 対象:銀行振込は個人でも可/後払いの請求書払いは法人契約のみ
  • ポイント:後払いはGMOの掛け払いサービスを利用し、所定の与信審査と1回あたりの手数料(330円)が発生します

4. CPI(KDDIグループ・法人向け)

KDDIグループが運営する法人向けレンタルサーバー「CPI」は、法人のお客様向けに請求書払いに対応しています。請求書は電子的に発行され、銀行振込・クレジットカード・ペイジーなど複数の方法から選べます。

  • 対象:法人向け
  • ポイント:KDDIグループの信頼性と手厚いサポートが強み。請求書払い・銀行振込の場合は入金確認後に手続きが進む運用です

自分に合うサーバーの選び方

  • 個人・個人事業主で、クレカを使わず請求書がほしいだけ:エックスサーバーやさくらのように、通常プランで銀行振込+請求書発行に対応するサーバーが手軽です
  • 法人で、後払い(掛け払い)にしたい:ロリポップ(法人契約)やCPIなど、掛け払いに対応する法人向けを検討します
  • 確認したい項目:対象プラン・法人名義の要否・与信審査の有無・手数料・請求書の形式(PDFか紙の郵送か)

よくある質問

Q. 個人事業主でも請求書払いはできますか?

A. できるサーバーが多くあります。「請求書を発行してもらい銀行振込などで支払う」形であれば、エックスサーバーやさくらのレンタルサーバなど、個人・個人事業主でも利用できます。一方、後払い(掛け払い)の請求書払いは法人契約が条件のことが多いです。

Q. クレジットカードを持っていなくても契約できますか?

A. できます。銀行振込・コンビニ・ペイジーなどに対応するサーバーを選べば、クレジットカードなしで契約・継続できます。

Q. 経理用に請求書(PDFや紙)はもらえますか?

A. エックスサーバーはXServerアカウントから請求書をPDFでダウンロードでき、書面発行にも対応(別途手数料)。さくらは法人向けに紙の請求書郵送に対応しています。必要な形式に合うかを確認しましょう。

Q. 請求書払いに手数料はかかりますか?

A. 銀行振込の振込手数料や、書面請求書の発行手数料、後払い(掛け払い)を利用する場合の手数料などがかかることがあります。金額は各社・各サービスで異なります。

まとめ

  • レンタルサーバー代は、クレジットカードを使わず銀行振込などで支払い、請求書を発行してもらえるサービスが多い
  • 「請求書払い」には①請求書発行+銀行振込(個人事業主でも可)と、②後払いの掛け払い(法人中心)の2種類がある
  • 2026年8月時点で、エックスサーバー・さくらのレンタルサーバは個人でも請求書発行+銀行振込に対応。ロリポップ(法人契約)・CPIは法人向けの請求書払いに対応
  • 選ぶ際は「個人可か法人限定か」「前払いか後払いか」「手数料」「請求書の形式」を確認する

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