「先月まで安定していたアクセス数が、今月に入って急に落ち込んだ」——こうした相談は珍しくありません。原因は一つとは限らず、季節的な要因から設定ミスまで幅広く考えられます。この記事では、アクセスが急に減った時にまず何を確認すべきか、原因の切り分け手順として整理します。
アクセス減少の主な原因の整理
アクセスが急に減った場合に考えられる原因は、大きく分けて次のようなものがあります。
- 季節・時期による変動:業種によっては特定の時期にアクセスが落ち込むのが通常のパターンということもあります
- 検索順位の変動:狙っていたキーワードの検索順位が下がった
- noindex事故:意図せずページが検索結果に表示されない設定になっている
- リダイレクト設定ミス:サイトのリニューアルやURL変更時に、正しくリダイレクトされていない
- 計測タグが外れている:実際のアクセスは減っていないのに、計測ツール側の不具合で数字だけ減って見えている
- 検索エンジンのアルゴリズム変動:Google側の評価基準の更新により、順位が変わることがある
まずは「本当にアクセスが減っているのか」「計測上だけ減って見えているのか」を切り分けることが最初の一歩です。
確認手順
1. 計測タグが正しく動いているか確認する
まず疑うべきは計測側の不具合です。サイトのリニューアルやテンプレート変更を最近行った場合、GA4の計測タグが外れてしまっていることがあります。GA4のリアルタイムレポートで、実際にサイトを開いた際に数字が反映されるか確認してください。GA4の基本的な見方はGA4(Googleアナリティクス4)の基本|最低限見るべき指標と使い方をご参照ください。
2. Search Consoleで検索での表示状況を確認する
計測タグに問題がなければ、次はSearch Consoleで「検索結果に表示された回数(表示回数)」と「クリック数」を確認します。表示回数自体が減っているなら検索エンジン側の評価変動、表示回数は変わらないのにクリックが減っているなら検索結果での見え方(タイトル・順位)に問題がある可能性が高くなります。Search Consoleの基本的な使い方はGoogle Search Consoleの使い方|初期設定と最初に見るべき項目で解説しています。
3. ページがインデックスから外れていないか確認する
特定のページ、またはサイト全体のアクセスが極端に減った場合は、noindex設定の事故やインデックス削除が起きていないかを疑います。Search Consoleの「カバレッジ」レポートで対象ページの状態を確認してください。原因と対処法はGoogleにインデックスされない原因と、登録をリクエストする方法にまとめています。
4. 最近サイトのリニューアルやURL変更をしていないか確認する
サイトリニューアルやURL構造の変更を行った直後にアクセスが急減した場合は、301リダイレクトの設定漏れが最も疑わしい原因です。旧URLへのアクセスが正しく新URLへ転送されているか確認してください。リニューアル時の注意点はホームページリニューアル時の注意点|URL変更とリダイレクトで詳しく解説しています。
5. 季節性や外部要因も考慮する
上記のいずれにも該当しない場合は、業種特有の季節変動や、業界全体の検索需要の変化といった外部要因も視野に入れます。過去数年分の同時期のデータと比較し、毎年同じ傾向が見られるかを確認すると判断しやすくなります。
よくある質問
Q. アクセスが減ったら、まず何から確認すればいいですか?
まずは計測タグが正しく動いているかどうかです。実際のアクセスは変わっていないのに、計測側の不具合で数字だけ減って見えているケースが少なくありません。
Q. 検索順位が下がったかどうかはどこで確認できますか?
Search Consoleの「検索結果のパフォーマンス」レポートで、狙っているキーワードごとの平均掲載順位を確認できます。
Q. リニューアル後にアクセスが減ったのですが、これは想定内ですか?
リニューアル直後は一時的にアクセスが変動することがありますが、大幅な減少が続く場合はリダイレクト設定に問題がある可能性が高いです。早めに確認することをおすすめします。
Q. 特定の1ページだけアクセスが減った場合も同じ確認でいいですか?
はい、同じ手順で構いません。サイト全体ではなく特定ページのみの減少であれば、そのページに限定してnoindex設定やコンテンツの変更履歴を確認すると原因を絞り込みやすくなります。
Q. Googleのアルゴリズム変動が原因かどうかはどう判断しますか?
自社側の設定・計測・コンテンツに問題が見当たらず、同業他社でも同様の変動が話題になっている場合は、検索エンジン側のアルゴリズム変動の影響である可能性があります。ただし断定は難しいため、まずは自社側で確認できる項目を一通り確認してから判断してください。
まとめ
- アクセス急減の原因は、計測タグの不具合・検索順位の変動・noindex事故・リダイレクト設定ミス・季節要因など多岐にわたる
- まず計測タグが正しく動作しているかを確認し、実際に減っているのか計測上だけなのかを切り分ける
- Search Consoleで表示回数とクリック数を確認し、検索結果での見え方の問題かを判断する
- リニューアルやURL変更の直後は、リダイレクト設定漏れを最優先で疑う
なお、アクセス自体は戻ったのに問い合わせにつながらない場合は、ホームページ、問い合わせが増えない…まず見直したい3つのこともあわせてご確認ください。
アクセス減少の原因究明には、複数のツールを横断して確認する手間がかかります。Web Gearでは、新潟の中小企業・個人事業主さまのアクセス減少の原因調査から改善までWebザイルで継続的にサポートしています。