Google Search Consoleから突然「〜が検出されました」というメールが届き、何か大変なことが起きたのかと不安になる。けれども内容が専門的で、すぐ直すべきか放っておいてよいか判断がつかない。新潟の中小事業者さまからも、こうしたご相談をよくいただきます。実はSearch Consoleの通知は、緊急に対応すべきものと、そもそも異常ではなく様子見でよいものが混在しています。

この記事では、通知が来る主なケースごとに緊急度の判断基準を示し、よくある誤解、届いた直後にやること、そして自力対応の限界と専門家に相談する目安までを整理します。読み終える頃には、届いた通知を見て「これはすぐ対応」「これは様子見」と自分で切り分けられる状態になります。

Search Consoleの通知が来る主なケース

まず、どんな種類の通知があるのかを把握します。代表的なものは次のとおりです。

  • セキュリティの問題 … サイトがハッキングされ、不正なコンテンツやマルウェアが検出された
  • 手動による対策(手動ペナルティ) … Googleの担当者がガイドライン違反と判断し、検索順位に制限をかけた
  • インデックス登録(ページのインデックス作成) … ページが検索結果に「登録された/されなかった(除外)」状態の変化
  • カバレッジ/インデックスのエラー … サーバーエラーやリダイレクトエラーでクロールできないページの増加
  • ウェブに関する主な指標(Core Web Vitals) … 表示速度や操作の安定性が「不良」と判定された
  • モバイルユーザビリティ … スマートフォンで文字が小さい、要素が近すぎる等の問題
  • 被リンク・スパム関連 … 不自然なリンクの検出など

通知タイトルにこれらの語が含まれているかで、まず種類を見分けます。

ケース別・緊急度の判断基準

種類が分かったら、緊急度で対応の優先順位を決めます。Web Gearは大きく3段階で切り分けています。

すぐ対応すべき(放置は危険)

  1. セキュリティの問題 … 訪問者にマルウェアを配布したり、検索結果に警告が表示されたりします。信用にも直結するため最優先です。サイトが改ざんされている前提で、サイトが乗っ取られた時の対応の手順に沿って復旧とパスワード変更を進めます。
  2. 手動による対策 … 検索流入が急減する原因になります。違反内容を確認し、修正のうえ「再審査リクエスト」を出す必要があります。
  3. サーバーエラー(5xx)やアクセス不能の急増 … サイト自体が正常に表示できていない可能性があります。サイトにアクセスできない時の対処で表示状態を確認してください。エラーの意味はHTTPステータスコード一覧で照合できます。

早めに対応したい(数日〜数週間で計画的に)

  • 大量の404エラー(ページが見つからない) … 少数なら問題ありませんが、リニューアルや移転後に大量発生している場合は、リンク切れや設定漏れのサインです。原因の切り分けは404エラーの直し方、URLが変わった場合の恒久対応は301リダイレクトによる404対策を参照してください。
  • モバイルユーザビリティの問題 … スマホでの使い勝手と評価に影響します。ただちに検索順位が消えるわけではないので、計画的に直します。
  • Core Web Vitalsの「不良」 … 表示速度などの改善課題です。重要ではありますが、一晩で直る種類のものではなく、継続的な改善テーマとして扱います。

様子見でよい(多くは正常な動作)

  • 「インデックス未登録(除外)」の多く … 後述のとおり、これ自体は必ずしも異常ではありません。
  • noindex指定や重複ページの除外 … 意図的に検索対象から外しているページの通知は、想定内であれば対応不要です。

よくある誤解

Search Consoleの通知でとくに誤解されやすいのが「除外」という言葉です。

「インデックスから除外されました」と聞くと、ペナルティを受けたように感じますが、多くは正常な動作です。例えば、他ページと内容が重複しているためGoogleが代表ページ1つを選んだ場合、canonical(正規URL)が設定されている場合、あるいは自分で「検索に出さない」と指定したページなどは、意図どおり除外されます。除外の「理由」欄を見て、それが想定内か想定外かを判断するのが正しい読み方です。

同様に「クロール済み - インデックス未登録」も、公開直後や内容の薄いページで一時的に起きることがあり、時間経過で登録されるケースが多くあります。件数が少しあるだけで慌てる必要はありません。

初動でやること・確認場所

どの通知でも、届いた直後の初動は共通です。

  1. 通知の種類と対象を特定する … Search Consoleにログインし、該当レポートを開いて「どのページが・いくつ・どんな理由で」該当しているかを確認します。メール本文だけで判断しません。
  2. 件数の推移を見る … グラフで急増しているのか、以前から一定数あるのかを確認します。急増は要注意、横ばいは様子見の材料です。
  3. 実際のページを開いて再現確認する … 対象URLを自分のブラウザとスマホで開き、本当に表示できないのか、正常に見えるのかを目視します。
  4. 「検証(修正を確認)」機能を使う … 原因に心当たりがあり修正した場合は、レポート内の「検証を開始」でGoogleに再確認を依頼できます。
  5. 記録を残す … いつ・どの通知が来て・何をしたかをメモしておくと、再発時や外部相談時の判断が早まります。

自力対応の限界と専門家相談の目安

すべてを自力で対応する必要はありません。次に当てはまる場合は、早めに専門家へ相談する方が結果的に安全でコストも抑えられます。

  • セキュリティの問題・手動による対策が出ている(放置リスクが大きく、対応も専門的)
  • サーバーエラーが大量に出ており、原因がサーバー側かサイト側か切り分けられない
  • リダイレクトやcanonicalの設定変更が必要だが、触ると他に影響が出そうで怖い
  • 修正して「検証」しても改善せず、何が原因か見当がつかない
  • そもそもSearch Consoleの管理権限(所有権)が前任者のままで、自社でログインできない

逆に、「除外理由が想定内」「404が数件」「モバイルの軽微な指摘」といった範囲であれば、上記の初動で十分に自己対応できます。判断基準は「信用・売上に直結するか」「原因の切り分けができているか」の2点です。この2つが揺らぐものは、相談の目安と考えてください。

まとめ

Search Consoleの通知は、セキュリティ・手動対策・サーバーエラーの急増は最優先、404の大量発生やモバイル・Core Web Vitalsは計画的に、除外や未登録の多くは様子見、と種類ごとに緊急度が異なります。まず通知の種類と件数の推移を確認し、実ページを目視してから動くのが鉄則です。「除外=異常」ではない点だけは覚えておいてください。

Web Gearでは、新潟の事業者さま向けに、Search Consoleの通知内容の切り分け、セキュリティ・手動対策への対応、リダイレクトやインデックス設定の修正、管理権限の引き継ぎまでを代行しています。「通知は来たが何をどう直せばいいか分からない」段階からお任せいただけます。

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